沿革

資料

発言

京都府立医大 第2外科 河村 謙二

 腎移植の臨床例を経験された方々が次第に多くなってきて、只今それぞれの御発表があったのをきき大変嬉しく思うのですが、その成績を見ますとまだ余り香しくない、本年8月までの本邦手術例108例が京都府立医大の方に登録されているが、3ヵ月以上生存例では15~16%に過ぎない。これをアメリカMurrayのところの集計での成績でみると、50%~60%となっている。まだ大きな距離があって2~3年前のアメリカの成績よりも悪い。しかし、本邦例でもここ1~2年の症例でみると、かなりその成績はよくなっているので、アメリカでも1年毎に10%位ずつ成績の向上がみられているので、わが国でも2~3年おくれとはなるが、そのような調子で年毎の向上を何んとか工夫しなければならないし、努力して頂きたい。
 これに関する問題点は司会者のいわれたことなどは勿論、また他にもいろいろの問題がある。それらを今後他の研究報告を参考にするとともにこの方面を実際にやっていられる演者の皆さんは勿論、その他関係方面の臨床者も相寄って、もっと時間をかけてザックバランに話し合われ、人の親しい考えも追試検討などをも行なって話し合われるようにされるとよいと思う。
 そこで、1つの提案ですが、そういう関係のある方々が、腎移植の臨床について別に会合、話し合いの機会を持つ、これは大分今日の演者の方々も随分地方的に離れた地の方もあるので難しいことかも知れないが、学会の機会を利用するとか、あるいは年間1~2回何かそういう機会を作って話し合われるような会合を作られることを提案します。
 ことにこれは新しくやって行かれる人にも役立ち、また1例、1例をみなの力を結集してよくしていくということになり、進歩向上を早やめることになるであろうと思い、それを希望します。

発言

東大 第2外科 太田 和夫

 河村名誉教授の御発言にはまったく賛成でございまして、実は私たちもそのような会を作りました。その主旨はあちらこちらで同じような失敗を2度、3度とくり返さないように、お互いの知識を交換しようというものです。
 この会の主旨に御賛同下さる方は、近いうちに第1回の例会を持ちたいと思いますので、奮って御参加いただきたくお願いいたします。

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